医療機器届出番号:15B1X10002000041(アルベオ・シェーバー 製造販売元:プロスパー株式会社)
歯牙移植[アルベオ・シェーバー SK-シリーズ/歯牙移植レプリカ]の概要
アルベオ・シェーバーで移植窩を形成し、移植窩にレプリカを何度か試適した後、ドナー歯の抜歯を行い移植します。それによりドナー歯を抜歯直後に移植できること、またドナー歯試適による歯根膜損傷がないことから、歯牙移植の成功率が格段に上昇させることができます。
- 移植窩形成用バー『アルベオ・シェーバー SK-シリーズ』は用途に合わせて3種
- CTのDICOMデータからドナー歯のレプリカ(歯牙移植レプリカ)を製作
アルベオ・シェーバー SK-シリーズ
移植窩形成にあたっては、まずお手持ちの骨形成用バーやラウンドバーにて、直径Φ3.5mm、長さはドナー歯の根長程度の下孔を形成した後、SK-スピンドルからお使いください。
アルベオ・シェーバーはその名の通り、剃る、薄く切る(Shave)を、フェザータッチ感覚で使用するバーです。
移植窩形成用バー『アルベオ・シェーバー SK-シリーズ』は用途に合わせて、3種をご用意しています。
共通する特長
- 骨の切削効率の良い8枚刃
- 臼歯部にも使用しやすい全長33mm
- 推奨ドリル回転数は800rpm以下
- ※ アルベオ・シェーバーは切削効率維持のため、5〜7回程度ご使用後の交換をお勧めしています。
アルベオ・シェーバー SK-シリーズラインナップ
- アルベオ・シェーバー SK-スピンドル
- 移植窩の上部1/2の形成をするために適したバーです
- アルベオ・シェーバー SK-インバーテッドコーン
- 移植窩の下部1/2の形成をするために適したバーです
- アルベオ・シェーバー SK-ラウンド
- 歯牙移植レプリカとの誤差をピンポイントで切削するために適したバーです
歯牙移植レプリカ
CTのDICOMデータからドナー歯のレプリカ(歯牙移植レプリカ)を製作します。その際にシミュレーションソフトウェアでドナー歯を抽出、レピシエントサイトへ配置します。
これにより、ドナー歯の大きさとレピシエントサイトの骨の状態や骨幅等が理解可能となり、適応症かどうかの判断ができます。
歯牙移植の成功率を上げる
従来の歯牙移植はドナー歯を抜歯した後、レシピエントサイトに移植窩を形成し、ドナー歯を固定するという方法です。 この場合、移植窩形成はドナー歯抜歯後約18分以内で行わなければならず、フィットする移植窩を形成する為には時間との戦いで、高度な技術や経験を必要とします。
歯牙移植レプリカを使用した方法では、ドナー歯が口腔内から離脱している時間を短縮することで、歯根膜の温存に繋がります。